Concept
家づくりは、街づくり
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僕は川口市芝塚原の町に生まれた。
僕が知っていた地元はどこまでも広くて青い澄んだ空。町がとても楽しい遊び場で好きだった。
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学校の帰り道。
駄菓子屋さんに寄って友達とお菓子を買って分けて食べた。その頃は正直夕飯を食べるより友達とお菓子を食べる方が楽しいと思っていた。
学校の放課後。
よくかくれんぼや鬼ごっこで遊んだ!
かくれているときなかなか鬼に見つからずにずーっとその場所に居た。
なんだか僕だけが知る秘密基地。
そこに居るだけでとてもワクワクした🎵
鬼に捕まらないように走って逃げまわった。 学年が上がった。
校庭でサッカーや野球で遊んだ。サッカーでゴールを決めると楽しかった。野球でバットにボールが当たっただけで楽しかった。気づけばいつもの友達と夕方まで遊んだ。 -
夏になると。
近くの公園から音が聞こえてきた。行ってみると高いところにいた人が太鼓を叩いていた。
地元の夏祭りだ。
お店もずらっと並び見ているだけでワクワクした!
綿飴を買って食べたけれどとても甘くて手がベトベトになった。夏のお祭りは賑やかでとても楽しかった。 -
あれから月日が流れて私は大人になりました。
遊び方が変わった。ゲームや買い物。旅行。都内に出て色んなお店を巡ったりもした。
都内には沢山のものがあり賑やかでとても魅力を感じる。1度は住んでみたいとも思いました。 -
そんな中、
買い物の帰り道、路地裏の公園。子供達が笑顔で楽しそうに走りまわって遊んでいた!その光景を目にして私は気づいた。
以前は都会の街に憧れていた時もあった。
しかし、私は人とのつながりを感じる温かなこの町が好きだったのだと。
幼少期に見たどこまでも広くて青い澄んだ空。昔と今で空は変わらないはずが、どこか印象は変わっていた。
とても楽しかった町には笑顔が少なくなっていた。駄菓子屋さんは無くなり、放課後の公園や校庭は閑散としている。
外で遊んでいたらおじいさんやおばあさんが笑顔で声を掛けてくれた。そんな光景も見なくなってしまい、寂しさを感じる。 -
この町の大人達も、
幼少期に楽しかった町の思い出は今も心の片隅にあると思います。
ですが今は時代の流れが変わり、多様な価値観が生まれています。それでも皆自分が大切。その考えは十分理解できる。私もそうだ。
でも、このままの地域で良いのでしょうか。 -
地域の人達が集まり、
顔を向き合わせてお話しするのもいい。お話しをして笑い合い、未来について熱く語ってもいい。
私は、地域の子ども達のためにあの頃の楽しさを教えてあげられるような小さなことから考えていこうと思います。 -
地元川口で生まれ育ったこの町と
素直な子ども達の笑顔をこの先も見ていたいし、ずっと好きな地元に居たい。
きっと皆さんの素敵な笑顔の先に、笑顔溢れる町があるのだと思います。私は地域の人達と共に、笑顔溢れるこの町を創っていきたいと考えています。